The Least Driven Path LAND ROVER

February 1, 2020 Photo Satoru Seki Text Fumio Ogawa
May 17, 2022 Last modified

2015年に英国で開催される「ラグビーワールドカップ2015」に先立ち、優勝トロフィーが世界各地を巡る「ラグビーワールドカップ・トロフィーツアー」が初めて行われている。同大会の優勝トロフィーとして知られる「ウェブ・エリス・カップ」が1年以上かけて世界15カ国を、ランドローバーの専用車で巡回して行く。最初の巡回地となったここ日本で、英国発祥のスポーツ・ラグビーとランドローバーの深い絆を追った。

元ラグビー日本代表の大畑大介さんと、元ウェールズ代表のシェーン・ウィリアムズさん
日本に上陸したラグビーワールドカップの優勝トロフィーは、ランドローバーのツアー専用車で、最初の巡回地となる山梨県・忍野(おしの)村の高座(たかざす)山へ。トロフィーとともに富士山を望む山頂までやってきた元ラグビー日本代表の大畑大介さんと、元ウェールズ代表のシェーン・ウィリアムズさん。ここで大畑さんが指で1を示しているのはテストマッチ(代表国際試合)トライ数世界1位で、シェーンさんが3としているのは同じくトライ数世界3位だからだ。

マグナス・ハンソン代表取締役社長(以下・ハンソン)、大畑大介さん(以下・大畑)、こんにちは。大畑さんには先日、レンジローバー スポーツで山梨県・忍野村まで走りオフロード走行もしていただきましたね。

大畑「はい、とても面白かったです。片道100㎞を超えるドライブも、あんなに快適だとは思いませんでした。僕は体が大きいので、乗るクルマを選んでしまいますが、レンジローバー スポーツは広々としていて、居心地が良かったです」

ハンソン「大畑さんにブランドアンバサダーをお願いしたのは、英国に拠点を置くブランドとして、ラグビーを応援しているからなんですね。神戸製鋼コベルコスティーラーズでの大畑さんのご活躍ぶりは、ラグビーを志す人たちの憧れだったし、今も後進の指導に余念がない」

大畑「恐縮です」

チームメートを尊重する

大畑さんとウィリアムズさんと小学生
次の目的地、富士河口湖町の根場(ねんば)民宿組合グラウンドへ。ここで小学生を対象にラグビー教室を開催。大畑さんとウィリアムズさんが姿を現すとすぐに、パスが始まった。

ハンソン「私が育ったスウェーデンでは残念ながら、ラグビーは定着していないのです。それだけに日本を含めて、ラグビーに熱中している方たちがうらやましいと思います」

大畑「皆、アイスホッケーですか」

ハンソン「例外なく、ですね。私もやっていました。アイスホッケーの良さとは何か。北欧の我々は定義をするのですが、エレガンス、スピード、頭脳が最も大事だというところが魅力。コンタクトとして、選手と選手のぶつかり合いも激しいのですが、見ていて楽しいのは先の三つの要素がとても重要だからです。私は英国で勤務していた時代に、ラグビーを知り、この点で二つのスポーツには共通点があると感じました」

大畑「ラグビーの良さの一つが、チームワークなんです。チームメートを信頼してプレーすることが基本にあります。敵陣のゴールにボールを持ち込んでトライしなくては得点できないのに、後ろにいるチームメートにボールをほおって、皆で前に進んでいくのがラグビー。自分一人がボールを抱えて走っていくのでなく、仲間にボールを託す。もしその選手がボールを落としたら、相手チームがそれだけ有利になる可能性が高い。それでもボールを渡すのは、相手への信頼があるからです」

ハンソン「重要な考え方です」

大畑「各プレーヤーの役割は、自分がどういうプレーをすればチームが有利になるかを第一に考えることなのです。それができないと勝利も得られません。自己犠牲のスポーツといわれるゆえんです」

ハンソン「大畑さんには、パワフル、ストロング、エレガント、スタイリッシュ、さまざまなポジティブな形容詞があてはまります。そこにランドローバーというブランドとの親和性があると考え、アンバサダーをお願いしたのです。とりわけパワーとエレガンスという点が、ラグビーとランドローバーの共通点だと思います」

大畑「レンジローバー スポーツを操縦して感じたのは、スタイリッシュな外観と豪華で快適な内装のいろんな要素が、すごく高いレベルにあるということ。軽快な加速性とハンドルを切ったときの俊敏な動き、そしてラフロードでの走破性の高さ、全てに感動しています。スポーツ選手みたいなクルマだと感じています」

ハンソン「それは素晴らしい形容です。大変うれしく思います。ランドローバーが2015年に英国で開催されるラグビーワールドカップの公式スポンサーを務めているのも、大きな意味があると思っていますので。今回、大畑さんにも協力していただき、15カ国を回って英国へと帰るトロフィーツアーの皮切りを日本で行えたのは、大きな喜びです」

大畑さんはとジャガー・ランドローバー・ジャパンのマグナス・ハンソン代表取締役社長
次の巡回地は東京。大畑さんはここでジャガー・ランドローバー・ジャパンのマグナス・ハンソン代表取締役社長にツアーの様子を報告した。

伝統があるから前へ進める

(左)レンジローバー スポーツ (右)トロフィー
(左)高座山までは、オフロードを走る。レンジローバー スポーツなら、砂利道・砂地・草地などいかなる路面でも、自動的に足回りのセッティングを最適化する。
(右)優勝国・地域に贈られるトロフィーである「ウェブ・エリス・カップ」は、日本を皮切りにオーストラリアや南アフリカなど1年以上かけて世界を巡る。

大畑「ラグビーは伝統を大事にするスポーツですが、半面、ルールが分かりにくいという人も大勢います。点数の計算を始め、時代に合わせてルールが少し変わったりもしています。この偉大な“財産”を未来に託せるよう、前に進んでいると理解してもらえるとうれしいです」

ハンソン「それはランドローバーの考え方と合致します。伝統があるから大胆に前に進める。日本ではドイツ車の人気が高いのですが、乗っていただけばクルマの本質的な価値という点で、ランドローバーには大きなアドバンテージがあることを感じていただけると自負してます」

大畑「ボールを持ってどんどん走るのは気持ちいいもの。今後、目指すゴールへ近づくのを応援しています」

※『Nile’s NILE』に掲載した記事をWEB用に編集し再掲載しています

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