“聖地”に捧ぐゴルファーズウオッチ

April 26, 2022 Photo Takehiro Hiramatsu(digni) Text Yasushi Matsuami

“ゴルフに特化したウオッチ”として、2007年にバーゼルデビューを果たしたウオッチブランド、ヤーマン&ストゥービ。ゴルファーの証ともいうべきブランドと、ゴルフの聖地セント・アンドリュース・リンクス・トラストがパートナーシップを締結した。

Jaermann & Stubi St Andrew Links セント・アンドリュース・リンクスとヤーマン&ストゥービのコラボモデル。自動巻き、ケース径44㎜、SSケース×アリゲーターストラップ、895,000円。
Jaermann & Stubi St Andrew Links
セント・アンドリュース・リンクスとヤーマン&ストゥービのコラボモデル。自動巻き、ケース径44㎜、SSケース×アリゲーターストラップ、895,000円。

“ゴルフの聖地”、セント・アンドリュース・リンクス。スコットランドにある、このゴルフ発祥コースとのパートナーシップから生まれたハイエンドな腕時計、と聞けばゴルフファンなら興味を抱くに違いない。

その名も「セント・アンドリュース・リンクス」というモデルは、2002年に設立され2007年にバーゼルデビューを果たした新進気鋭のウオッチブランド、ヤーマン&ストゥービが誕生させたものだ。このブランドは“ゴルフに特化したウオッチ”というユニークなコンセプトを掲げている。最大の特徴は、特許を取得したゴルフ用カウンター。12時位置のインダイヤルでホールごとのスコア表示、文字盤外周にはセンター針による累積スコアカウンター、6時位置に何ホール目かを示すホールカウンターを搭載している。プッシュボタンで、容易に操作できるのもうれしい。

また高い耐衝撃性を備えており、時計を着用したままゴルフをプレーすることも可能。エチレン・プロピレン・ゴムという特殊な衝撃吸収素材でムーブメントを挟み込むような構造により、これが実現された。100mの防水性も確保されており、雨天のコースでも安心して使うことができる。

15世紀に誕生した世界で最も長い歴史のある名門ゴルフコース、セント・アンドリュース・リンクス。全英オープンを始め、数多くの試合が行われてきた。
15世紀に誕生した世界で最も長い歴史のある名門ゴルフコース、セント・アンドリュース・リンクス。全英オープンを始め、数多くの試合が行われてきた。

このゴルフに特化した機能性は、名プレーヤーだった故セベ・バレステロスにも評価され、彼とのコラボモデルも登場している。そして、セント・アンドリュース・リンクス・トラストのメンバーからも支持され、パートナーシップの締結が実現。“St Andrews Links”の文字が6時位置とケースバックに入ったコラボモデルの誕生につながった。このモデルの売り上げの一部は、セント・アンドリュース・オールド・コースの維持費に当てられる。つまり、この時計を持つことが、ゴルフの聖地に関わることにもなるのである。

ゴルフと腕時計―豊かなライフスタイルにとって欠かせない要素でありながら、あまり交わることがなかった両者の融合を歓迎したい。

●モントレ ソルマーレ

TEL03-3833-4211

※『Nile’s NILE』2014年7月号に掲載した記事をWEB用に編集し掲載しています

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